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【第九話-接近-】

リスナー    「えらいカクカクしだした」
リスナー    「おいおいなんとかしろよ」
尻子       「やっぱり無理かー」
破戒僧     「リスナーとの通信が切断されると心細いな」
阪田       「だな・・」
リスナー    「おいおい酒かってきたんだぞ・・・」
ザウ       「携帯の電波はまだあるわ」
コヒ       「俺のも大丈夫よw」
尻子       「リスナーには申し訳ないけど、スレで報告になりそうだね」
リスナー     「何かあったらすぐ書き込めよ」
五百籏頭    「だいぶ街から外れて民家もへってきたな」
破戒僧      「なんか目印とかあるのか?」
しょぼちん    「噂によると村へ向かう前の道には現住民以外立ち入り禁止の柵があるらしい」
阪田       「まじかよ」
コヒ       「なんの為に?w」
なっちゃん   「近い将来、この辺一体にダムを作る計画があるんです。ですから住民と関係者以外は出入り禁止なんだそうです」
リスナー     「天使はなんでも知ってるなww」
尻子       「なるほどねー。住民もかわいそうだねー」
五百籏頭    「そんなことしたら祟られるぞ」
しょぼちん    「結構何年も前から、住民と国との戦いがあるってきいた」
破戒僧     「じゃあ仮に人無村があるとしても、見れるのはあと少しかもしれないってことか」
なっちゃん   「もし計画が成立したらそういうことになりますね・・・。」
リスナー    「なら、尚更いくしかないな」
ザウ       「楽しくなってきたな」
リスナー    「不法侵入だろw」
尻子       「こまけーこたーいいんだよ」
リスナー     「いけいけつっこめ」
なっちゃん   「確かそこの道を左折です」
コヒ       「・・・なっちゃん詳しいなぁw」
なっちゃん   「はい・・w実は一度いったことあるんですよw」
リスナー    「まじかよw」
コヒ       「嘘だろぉ~w」
リスナー    「プロきたこれw」
阪田       「だからさっきから詳しいのか」
尻子       「なにしにいったの?」
なっちゃん   「友達と心霊スポットめぐりに・・・w」
リスナー    「なっちゃんリア充やがw」
ザウ       「なっちゃん、気が合うな。結婚するけ?」
なっちゃん   「えーw」
しょぼちん   「ゴホンゴホン!」
破戒僧     「行ったことあるなら結局、村はあったの?」
なっちゃん   「えっ!言っちゃっていいんですか・・・?」
リスナー    「ネタバレくるー?!」
なっちゃん   「w」
阪田      「無いなら無いでいいから、帰ろうぜ」
しょぼちん    「絶対あるよ」
ザウ      「無いとつまらんな」
五百籏頭   「砂利道運転しずらいわー、お前らケツ大丈夫か?俺は使い込んでるから大丈夫だが」
リスナー     「アッー!」
破戒僧     「な?リアルでも頭おかしいだろ?この人」
コヒ       「大丈夫ですよ五百籏頭さんw」
阪田       「おいおい、もう家もないぞ、完全に山間部だ」
尻子      「相当暗くなってきたね」
リスナー    「だめだ、映像がとまりまくるわ」
なっちゃん   「もう少しですよ」
阪田      (こなければ良かった・・・)
コヒ       「この時間にハイエースとか浮くなぁ・・w」
尻子       「もう対向車も全然こなくなったね」
しょぼちん   「もうかなり近い所まできてる。この辺のはずなんだけどな」
ザウ       「確か、○○号線と○○号線のスタンドを左折して道なりに走ると着くってかいてあった」
五百籏頭    「そこはさっきとっくに通ったな」
コヒ       「じゃあ・・・そろそろけ?」
なっちゃん   「あ、ここです!ここです!ほら!」
コヒ       「うおwまぁじかw」
ザウ       「ぐおおお」
破戒僧     「雰囲気あるな」
阪田       「まじかよ・・・」
リスナー     「おい、なにがあったんだ、説明しろ」