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【第十二話 -突破-】

破戒僧    「なんだ、簡単に動くじゃん」
尻子      「結構、人の出入りあるのかなー?」
なっちゃん  「多分、役所の人間もたまにくるので、人の出入りはあるのかもです」
しょぼちん  「心霊スポットでもあるしね」
五百籏頭   「しっかし目立つな」
ザウ       「霊より、集落民が怖いわ」
コヒ      「これがザウきゅんが言ってた田舎特有の雰囲気かぁ・・w」
ザウ      「せやで、ハンパないやろ?」
阪田      「超アウェイじゃん・・・」
なっちゃん  「そうかな?」
破戒僧    「空気がどんよりしてるな」
五百籏頭   「誰かに見られてる感はんぱないな」
なっちゃん  「私は田舎に慣れてるので特に・・・w」
尻子      「まぁ何かあったら素直に謝ってかえれば大丈夫でしょ」
しょぼちん   「そうですね」
コヒ      「それですむんかぁ?w」
破戒僧    「それ以外の奥にひそむ不気味な何かを感じるな」
ザウ      「一応、塩もってきたから大丈夫やろ」
阪田      「犬の鳴き声聞こえるし、まじやばいって」
五百籏頭   「野良犬、熊などの野生動物も怖い存在だな」

ーそして一同は車に乗りさらに走ることにー

尻子      「ぽつりぽつりだけど、まだ一応家はあるね」
五百籏頭   「ビニールハウスもあるな」
阪田      「こんなとこで生活とか無理だわ」
コヒ      「ほとんどが自給自足なんだろうなぁw」
破戒僧    「原始的だな」
しょぼちん   「もうここが既に人無村なんですかね?」
ザウ      「確かに人はいねーなw」
なっちゃん  「家はありますが、人影はみえないですね」
尻子      「第一村人まだー?」
コヒ      「もうここが人無村ってことでいんじゃね?w」
ザウ      「なんかものたりないな」
なっちゃん  「私達は以前、この先の行き止まりを車から降り少し徒歩で歩いて引き返しましたが
         噂では、そのちょっと先に数世帯が密集して、ひっそりすむ集落があるみたいです。そこが人無村っていうらしいですよ」
しょぼちん  「よくしっとるな・・・。そうそう。俺もそうきいた」
尻子      「アマゾンの部族みたいやん」
破戒僧    「銛(モリ)があれば尻子の仲間だなw」
尻子      「やめぇやw」
ザウ      「ワシはそこまで情報はえられんかったわ。オカルト板民として悔しいな」
五百籏頭   「ザウきゅんでもわからないんだから、相当なんだろうな」
尻子      「んじゃその集落を探すってかんじかな?」
コヒ      「そんな集落あるのかぁ?w」
しょぼちん  「でももう凄く近くまで着てるはずやで」
破戒僧    「てかどこ泊まるんだ?」
阪田      「確かに。もう帰る?」
しょぼちん  「阪田くん、だめだなぁそんなんでは」
阪田      「・・・」
なっちゃん    「私の事はあまり気遣わないで大丈夫ですよw」

ー一方スレではー
名無し★   「結局楽しいのはあいつらだけか」
名無し★   「俺らは脳内変換かよ」
名無し★   「ま、あと1時間くらいで帰宅のレスあるだろw」

破戒僧★  -なっちゃんの話した人無村の内容を書き込む-

名無し★   「まだ電波あるみたいだな」
名無し★   「周りどんな感じ?」
破戒僧★    「民家が数件ある程度で本当に何も無い。」
名無し★   「杉山のぶひろ ~しっかりな」
名無し★   「例の鉄柵は通ったの?」
破戒僧★    「既にその先にいる。」
名無し★   「お前らの書き込みだけでしか状況わからないんだから、ちょくちょく書いてくれ」
破戒僧★   「わかった。また何かあったら書き込む」