【最終話-種明-】

パチパチパチ
パチパチパチパチパチ・・・
白装束の集団は一斉に拍手をし始めた


白装束の長    「これで全て終わりだ」
破戒僧       「え・・・?終わりって・・・話が違うぞ」

しょぼちん      「おつかれ破戒僧さん。見直したよ」
破戒僧       「??」


白装束の集団は尻子やコヒ達の元へと向かい縄をほどき始めた


破戒僧       「???」

コヒ         「いや、よかったよぉ~~~w」
尻子         「はああああああああああ疲れたあああああああああ」
しょぼちん     「つかれましたね・・・ほんっとにw」
ザウ         「まじでこっちまで緊張したわw」
五百籏頭      「ちょっと意外だったなww」
なっちゃん     「もう・・・こういう事は2度としないですからね!!」
阪田         「・・・笑」
破戒僧       「は?お前ら・・・生きてたのかよ?ちょ・・え?頭の整理が」

白装束の集団は一斉に白い布をとり姿を見せた
それは普通のどこにでもいそうな村民達であった

村長        「いやいや、騙してごめんのう ガハハハハ」
村民A       「こちらも神経すりへりましたわー
破戒僧       「え・・・?苦笑」

コヒ         「破戒僧さん・・・おこらんといてなw」
破戒僧       「なんなんだよ・・・」
五百籏頭     「これは全部しょぼが計画したドッキリなんだよw」
破戒僧       「まじかよおおおお・・・」

破戒僧は安心し少し微笑みながらその場に崩れた

なっちゃん     「ごめんなさい・・・ほんっとごめんなさい」
村民C        「いやいやこちらも楽しませていただきましたよ」
ザウ        「ワシも最初は知らなかったんだよこんなこと」
尻子        「いやーなんといっても阪田くんの演技にはビックリだわ」
コヒ         「ほんっとよねwわかっててもびびったもんww」
阪田        「・・・まあな。中学時代実は少し演劇やってたんだよ俺」
破戒僧       「いつ計画くんだんだよ?スカイプとかでか?」
尻子        「今日だよw」
しょぼちん      「正直ここまでなるとは思ってませんでしたよw いや皆凄いw」
なっちゃん     「はいw実際には首しめた振りでしたからw なめられたのは予想外でしたが・・・」
コヒ         「ちょーwそうよーw阪田おまえw」
尻子         「あれはずるいわ。」
五百籏頭      「俺もすればよかったわ」
しょぼちん     「本気で殺意わきましたね」
破戒僧       「・・・」
阪田         「あーでもしないと、ばれたらどうするんだよ!!」
ザウ         「どんなニオイした?」
なっちゃん     「ちょっとー!やめてくださいよーw」
村民C        「ハッハッハwあれは私も驚いたわ」
破戒僧       「まて。まだ今一整理できない。一から聞かせてもらうぞ」
しょぼちん     「本当すみませんね破戒僧さんw」
破戒僧       「今日のいつ計画たてたんだ?そんな暇あったか?」
しょぼちん     「僕説明下手なんでコヒさんお願いできますか?」
コヒ         「お前が計画したんだろぉw まあええけどさぁw」
破戒僧       「お前は腹たつからいい。なっちゃんがしてくれ」
コヒ         「本当悪かったってば・・・wなっちゃん、じゃあたのむきんw」
尻子         「たのむでなっちゃん」
なっちゃん     「わ、わたしですか?!えっとどこから話したら・・」
五百籏頭      「いつ計画したのかだとよ!」
破戒僧       「うん」
なっちゃん     「えっとですね、最初に4名づつ分かれたの覚えてますか?」
破戒僧       「うん。ラーメン作るまでの暇つぶしに俺、ザウ、尻子、五百籏頭で探索いった時だろ?」
なっちゃん     「はい、そうです。あの間に私達はしょぼちんさんに企画を話されました」
しょぼちん     「そういうことです」
コヒ         「いきなりでびびったよw本当w」
阪田         「うん、しかも俺結構大役だったし」
しょぼちん      「いや本当、ポイントだけ抑えてくれれば、あとは適当でよかったんですけどね・・w」
五百籏頭      「みんな楽しんでるのか大げさになってしまったなw」
破戒僧       「じゃあ・・・尻子、ザウ、五百籏頭にはいつ説明したんだ?五百籏頭と俺は最後まで一緒だったはずだ」
なっちゃん     「いえ、違いますよ。阪田さんを探しに私とザウきゅんと五百籏頭さんで3人になりましたよね?」
破戒僧       「・・・確かに」
ザウ         「いや本当冗談かとおもったよ最初は」
五百籏頭      「俺もwただ阪田消えたとこからマジなんだなっておもったわw」
破戒僧       「その時になっちゃんが説明したってことか?」
なっちゃん     「はい、帰り遅かったですよね?私、説明下手なんで時間かかってたんですwてへぺろっ♪
尻子         「まじかわええがー・・」
ザウ         「そうそうwワシも本気にはしてなくて、とりあえず適当にやってた」
コヒ         「本当そうよw」
破戒僧       「じゃあ五百籏頭が便所の窓でみたっていうのは何だったんだ?時系列的にあれは
            なっちゃんが説明する前の出来事だっただろ」
村民E       「あれは私ですwすみませんw」
五百籏頭     「あ、本当だwこの方だわ・・・wあれはマジびびった」
尻子        「疑ってごめんねー・・・」
しょぼちん     「あれは説明する暇なかったので本当のドッキリになってしまいましたね」
破戒僧       「というより・・・この人たち誰なんだよ・・・?知り合いなのか?」
しょぼちん     「それは最後に言いますね」
破戒僧       「じゃあ総裁にはいつ説明したんだよ?」
尻子         「破戒僧さんが五百籏頭さんと探索いったときだよ」
しょぼちん     「本当は総裁もドッキリにかけたかったんですがね 笑」
尻子         「もっと早くネタバレしてくれやぁ・・・」
コヒ         「多分尻きゅんも半信半疑だったとおもうww」
破戒僧       「じゃあ・・阪田はなんで消えたんだ?」
阪田         「あれは普通に窓からでて身を潜めてただけ」
なっちゃん     「阪田さん・・・一番怖い思いしましたよね・・・w」
阪田         「本当だわ。ずっとロッカーに入らされるし最悪だわ」
コヒ         「でも最高の演技だったよw」
ザウ         「あの発狂振りは数々のホラーをみたワシでもゾクゾクしたわ。五百籏頭さんも」
五百籏頭      「俺はかなり適当だったけどなw」
破戒僧       「だから最後の選択権は俺が最後だったのか?」
しょぼちん      「さすが破戒僧さん、そういうことです」
阪田         「俺からも質問いい?」
しょぼちん      「おう、ええよ」
阪田         「俺やなっちゃんは20分くらい遅刻したよね。もし破戒僧が遅刻しなかったら俺達はどうなった?」
コヒ          「そういえばそうやったねw俺も2日が休みじゃなかったらどうなってたの?」
しょぼちん      「そこが一番僕も焦りました。正直阪田くんとなっちゃんは想定外でしたから」
尻子          「もし破戒僧さん遅刻しなかったら、なっちゃんは近いからまだいいけど、阪田くんは涙目だったねw」
なっちゃん      「私は実は13時前からウロウロしてましたよwただ心の準備ができなくて・・・正直声かけるか迷いましたから・・・」
阪田         「まあどっちにしろ、リスナーのフリしてスレに書きこみして、もうちょっと様子見させるようにしたけどね」
コヒ          「俺が二日仕事だったらどしたん?」
しょぼちん     「皆が揃わないならやらなかったと思います。村民と計画したのも2日前でしたから」
ザウ         「どうやって計画したの?こんな大人数と」
しょぼちん     「実は僕、数日前にもうこっちへ来ていたんですよw」
破戒僧       「ん・・・?どういうことだ?知り合いなのか?」
五百籏頭      「なるほど・・・それなら色々と計画がたてれるな」
しょぼちん     「僕ちょくちょく電話してましたよね?村に状況を教えていたんですよw」

破壊僧       「そういや、この人達は誰やねん!!そろそろ教えてくれ!」
しょぼちん     「あ、いってなかった。もうわかってたと思うけど、ここ俺の田舎なのよ」
ザウ         「びっくりしちゃうよなw」
コヒ         「ほんとにw」
破戒僧       「なんとなくだがそんな気がしてたわ・・・。まじ疲れたわぁぁ・・・ハァァン・・・」
尻子         「みんな疲れたよーw」
ザウ         「ああ・・・演技とはいえ気味悪いのは事実だしな」
五百籏頭      「しかししょぼちんを最後数そうとしなかったのは意外だったな」
阪田         「だな、あの流れならヤルとおもってた」
破戒僧       「もしあの時、本気でしょぼちんをやってたらどうしたんだ?」
村民A        「そうさせないように皆一斉に近づいたんですよ 笑」
しょぼちん      「はい、正直できすぎて自分も、みんなもびっくりですよ」
破戒僧        「しかしなんでこんなうまく連結できたんだ?」
しょぼちん      「トランシーバーで村民のみなさんに指示だしてました」
破戒僧       「なるほど・・・だからザウと2人で・・・ってあれは確かクジだったはずだぞ?」
コヒ         「あれはシコミよw」
五百籏頭      「最初からしょぼちんが選ばれるように書いたのよ」
ザウ         「五百籏頭さんは頭がいいからなw」
なっちゃん     「凄いです」
尻子         「俺が校庭へ土下座する役したかったなー」
コヒ         「あそこは俺でええんよw尻きゅんはもっと大役させないとww」
しょぼちん     「しかし本当びっくりするくらいうまくいきすぎましたね」
破戒僧       「じゃあ阪田のせいでなっちゃんが気絶したのも演技?」
なっちゃん     「そうです・・wずっと寝てるのって意外と大変でしたw」
ザウ         「もちろん最後の悲鳴も演技だよ。ただ本当に不安だった」
なっちゃん     「ですね・・・見ず知らずの村民集団がきたわけですから・・・w」
村民E        「びっくりさせないようにこっそり証拠をみせましたw」
破戒僧       「証拠?」
村民D        「はい、「しょぼちん最高」と書いた旗をもちながらみんなに迫りました」
コヒ          「あれ見るまでは本当不安だったよ正直ww」
尻子         「破戒僧さんが見る機会を作らないようにうまくできてたね」
破戒僧       「確かに逃げるのが必死で見る暇などなかったな」
ザウ         「おまえらが最後みえなくなったら、すぐなっちゃんと小屋からでたけどねw」
なっちゃん     「はい・・w地面ぬれていたので・・・w」
ザウ         「しかし気味わるかったよwドッキリとはわかってても。コヒきゅんが村民と一緒にきたから安心したけど」
五百籏頭      「そうだよ。俺と阪田なんて最悪だぞ?ずっとここでしばられて待ってたんだからな」
しょぼちん       「僕も発狂する振りして一目散にここへと向かったんよ」
破戒僧         「計算通りにうまくいったな・・・w」
コヒ          「いやぁwwもったいないよほんっとw」
尻子          「なにが?」
コヒ          「配信外じゃーんw 配信中だったら神配信だったのにw」
阪田          「だな。迫真の演技もリスナーが見てないし証拠に残らないからな」
ザウ         「映画化しましょう」
なっちゃん      「ははははw」
村民A        「私達も力が入りましたよ。時間が時間だし、場所が場所ですから」
村民E        「なんていうか何も言わなくても自然に次から次へと言葉がでましたねw」
村民C        「以心伝心ってやつですな、その場の状況を瞬時に把握して判断するみたいな」
尻子         「空気の掴み方といい、盛り上げといい、俺たちのリスナーみたいだったよね」
コヒ          「ほんとそうよw」
尻子         「もう3時ww
村長         「本当に見えないものが現れるかもしれんな ガハハハハハ」
なっちゃん      「やめてくださいよーw」
阪田         「やめて」
村長         「冗談だよww」
破戒僧        「阪田がこの村に入ってから何かにとりつかれてたってのも演技か?」
阪田          「ああ。ただ本当に気が狂いそうになって理性失いかけた」
ザウ          「阪田はその筋ありそうだからやばいなww」
尻子          「あぶないあぶない」
五百籏頭       「途中本当にとりつかれたかとおもったからなw」
破戒僧        「リスナー心配してるぞ?どう説明するんだ?」
しょぼちん       「それは後でゆっくり考えましょう」
破戒僧         「この人たち全員ここの人なのか?」
村長          「ここはもう高齢の人間が数十名、子供が数人居るくらいだよ」
破戒僧         「じゃあ他のおじさん達は?」
村民           「明日は村祭りだよ。知ってるよね?日付変わってしまったから、もう今日かな」
コヒ           「そういえばいってましたねー しょぼが」
村民          「だからこの時期だけ、子孫などが帰ってくるんですよ」
ザウ          「人が消えるって噂は?」
村民          「あれは本当に噂ですね」
五百籏頭       「ここは村として認証されてるんですか?」
村長          「一応な。ただ、お前らが車をとめた所からは普段は人がこれないようにしておる」
阪田          「本住民以外は疎外するってことか」
尻子          「しょぼちんだからこれたってことか」
村民          「この子、芸能界に憧れてるのしってる?」
しょぼちん       「ちょっとーwやめてくださいよーw」
なっちゃん       「お笑い芸人でしたっけ?」
コヒ           「言ってたねw」
破戒僧         「なんちゃらボンバーズだろ?」
しょぼちん       「やめえやw」

村民          「昔から芸人や演劇に憧れてたし、私らもそういうの好きだから機会があればってことで
             元々こういうドッキリとかは集まって暇な時考えていたんですが、今年この子が知り合いつれてくるってことで
             色々と本格的に裏あわせしてました。ただここまでとは私達も想像してませんでしたよ」

しょぼちん       「最初は全員で村民から逃げるとかにしようと思ってたけど、それでは手に負えない可能性が高いから
              ドッキリしかけるのは1人か2人にしたんよ。運良くみんな話しにのってくれたって感じです」

ザウ           「確かにワシだったら火炎放射しかねなかったからな」
なっちゃん       「もし、そんなドッキリしたくないって言ってたらどうしたんですか?」
コヒ           「確かに阪田くんがやるとはおもわなかったからねw」
しょぼちん       「その場合は中止ですねwネタバレして普通に村に案内したよ」
破戒僧         「だったら最初から断ってくだちぃ・・・・」
五百籏頭        「みんなお前が的じゃなかったらやらなかったと思うw」
コヒ           「そういうことよw」
尻子           「むっちゃおいしかったよ破戒僧さん」
なっちゃん       「はいw」
破戒僧         「そ、そう?デヘヘヘヘ それならまあいいわ」
阪田           (単純なやつだな)
しょぼちん       「はい、ちょっと嫉妬しましたから」
尻子           「いやーつかれた。風呂入りたいわ」
村長           「ではみなさんを私達の村に招待しよう。ささ、みなさんで」

こうして一同は疲れながらも安堵の表情を浮かべ、村へと移動した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


なっちゃん 
      この物語はもうちょっとだけ続いちゃいますw
             この後、村へ行くんですが結構ぐだぐだになるかもしれないので
             ここでこの物語を見終えてもストーリー上、得に問題はありません!!!
             最後まで読んで下さりありがとうございましたw

尻子           「なっちゃーん?なにしてん?はよいくよー!」
なっちゃん       「あっ! はーいw」

 

                       続