【第九話-準備-】
(尻子しょぼちんザウ編)
ザウ 「空気がうまいなー」
尻子 「コヒさん達の用事終わるまで釣りでもしよで」
しょぼちん 「絶対負けませんよ。村長さんの家に釣具借りにいこで」
3人は村長の家へと向かった
しょぼちん 「おーい、村長さん。釣竿ってまだあったっけ?」
村長 「おお、おまえらかい。なんじゃ?釣りか?」
ザウ 「あ、はい」
しょぼちん 「うん、湖に久しぶりにいこかなとおもって」
村長 「なんじゃ時異湖(じいこ)に行くのか?」
尻子 「おもしろい名前の湖だね、何がつれるのかな?」
村長 「ニジマス、ヒメマス、トラウト、ワカサギ、コイ、ヘラブナなんでもおるぞい」
ザウ 「おおーw ニジマス食べたいね」
村長 「時異瑚でとれた魚は漬け丼にすると最高なんじゃよ」
しょぼちん 「めっちゃうまそっすね!」
ザウ 「お茶漬けとかたまらんすな!」
尻子 「いいねー でもそれぞれ魚の仕掛けが違うよね」
ザウ 「確かに、エサもちゃうな。湖ならイクラとか練り餌け?」
しょぼちん 「みんな詳しいな・・w何釣る?」
村長 「すまんのう、今はボートが無いんじゃよ」
ザウ 「湖で陸から攻めるとしたらルアーか投げ釣りけ?」
尻子 「それとフライフィッシングとかやな」
しょぼちん 「それあれやろ?糸でシュッシュってやるやつやろ?」
ザウ 「ラインな」
村長 「良くしっとるのう(笑)ただ今はルアーしかないんだよ」
しょぼちん 「それでいいですよね?」
ザウ 「いやもう釣りできるならなんでも」
尻子 「むっちゃ楽しみやな」
村長 「どれ、ちょっとまっておれ」
~数分後~
村長 「すまんのう、竿は5本しかなかった。他の村民に借りてくるか」
尻子 「いや、いいですよー!十分ですって」
ザウ 「うんうん」
村長 「だって全部で8人だろ?」
しょぼちん 「いいですよ、交代してやるんで」
村長 「そうかい?おまえらには釣れるかな?湖の主を」
尻子 「主?ナマズかなんかです?」
村長 「体長80cmを超えるサクラマスじゃよ」
しょぼちん 「そんなのいるん?」
ザウ 「ロマンを感じるなw」
村長 「数年前この村の者が釣り逃したんじゃよ。勇に70cmは超えてたと言っておった」
尻子 「はよいこで!」
村長 「釣ったら今日の祭りでみんなで食べよう。まぁ無理だと思うが頑張っておくれ。ふぉふぉっふぉ」
3人 「燃えるぜ、その言葉!」
村長 「18時くらいにはボチボチ始るからそれくらいには帰ってくるんだよ」
しょぼちん 「はーい、ではいきましょう」
尻子 「ッシャー!」
ザウ 「気合はいっとるのう」
3人は釣具を抱え湖へと向かった