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【第十一話-大物-】

(尻子しょぼちんザウ編)


ザウ       「おー、やっとみえてきた」
尻子       「ウッヒョー!」
しょぼちん    「どうですか?最高やろ?」
ザウ        「想像以上にでっかいな」
尻子        「この湖を貸切とか夢かこれーw」
しょぼちん    「普段はだれもこないからね」
ザウ        「近くの他の村の人も?」
しょぼちん    「うん、今まで僕が来た中で他人と遭遇したことはありませんね」
尻子        「じゃあ村長さん達のものなの?」
しょぼちん     「この湖は昔、村の儀式で村の女の人が沈められたらしいで~」
ザウ        「ちょ・・wそんなとこで釣りしてええんかい」
尻子        「昼で見通しもいいのになんか不気味だよね」
しょぼちん     「よそ者が近づくと祟りがおきるって噂が広まってから村民以外だれもこんのよ」
ザウ        「ワシらは大丈夫なん?」
しょぼちん     「僕の知り合いだから大丈夫です」
尻子        「村長さんたちが生き延びる為の食料を確保する為に偽りの噂を流したんかな」
ザウ        「なるほどな、この湖や山は食料の宝庫やろしな」
しょぼちん    「そこまで俺はわからんなぁ、さ、釣ろうで!」
尻子       「あとでコヒさん達が来た時わかりやすいように、あまり遠くいかんほうがええな」
ザウ       「だな、んじゃここでみんなで釣ろうか」


~3人は釣具を出し、準備し終えた~


尻子        「うし、第一投で来い!」
ザウ        「はりきっとるな尻子w」
しょぼちん    「ルアーは仕掛けが楽だからいいですね」
尻子        「やば!」
ザウ        「ちょーwしょっぱな根がかりけ?」
しょぼちん      「ルアー少ないんですから慎重に頼むで」
尻子        「いや、これかかっとるわ・・・!」
ザウ        「まじかよw」
しょぼちん    「まるで僕達への挨拶みたいですね」
尻子       「タモ!」
しょぼちん    「タモ?」
ザウ        「アミよアミ!ってもってきてないな・・」
尻子        「ピャー!あかーん!はずれたわ・・・くっそがー」
ザウ        「もったいないな・・・タモあったほうがよさそうやな。村にないの?とってくるよ」
しょぼちん    「いや俺が村長さんに聞いてくるわ。二人は釣り楽しんでてや。折角きたんですから。」
尻子       「ええん?じゃ、遠慮なくw」
ザウ        「すまんなw気をつけてな」
しょぼちん    「いってきます!」

二人は釣りを楽しみ、しょぼは村へ、タモをとりに帰りしばらく経った

しょぼちん    「ふぅ・・・疲れた。タモあったで。釣れた?」
ザウ        「釣れた釣れた!尻子とワシで1匹づつよ」
尻子        「俺のは小さいから逃がしたけどね」
しょぼちん    「おっし、俺も参戦するわ!」

3人はしばらく釣りを楽しんだ