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【第十三話-修復-】

(五百籏頭 阪田編)

阪田       「ちょーまってよオッサン」
五百籏頭    「なんだ阪田、俺より10歳近く若いのに体力が全然ないな」
阪田       「運動なんてしないもん」
五百籏頭    「お、村民の方たちがおるな」
阪田       「んじゃあの人達に任せて宿舎に帰って寝ようぜ」
五百籏頭    「あかん!!いくぞ!!」
阪田       「わーったよ」
五百籏頭    「おはようございます!」
村民       「おや?どうしたんだい?」
五百籏頭    「昨日ここ割ってしまったんで、修理しにきました」
村民       「いいんだよ~ 割ったのは計画した通りだったし、私達がやっとくから休んでな」
阪田       「それみろ」
五百籏頭    「いえ!そういうわけにはいきません!手伝わせてください」
阪田       (なんなんだよこの人は)
村民       「そうかい・・・?じゃあお願いしてもいいかな?」
五百籏頭    「もちろんです!」
阪田       「あ・・・はい」
村民       「一通り道具はそこに用意しておいたから」
五百籏頭    「ガラス以外にやることあれば何でも言ってください!」
阪田       (おいおい・・・まじかよ)
村民       「いい子だのう。じゃあ図書室の掃除もお願いしていいかな?」
五百籏頭    「図書室?そんなのありましたっけ?」
村民       「2階の奥に南京錠かけてるところがあるから、これであけてくれ」
五百籏頭    「ああ、あそこですか!わかります!了解です」
阪田       (めんどくせーな・・)
村民       「じゃあ何かあったら家に訪ねてくれ。石段をあがってすぐの家だから」
五百籏頭    「わかりました!!おっしゃ!やるぞ阪田!!」
阪田       「お、おう」
五百籏頭    「んじゃそっちをもってくれ」
阪田       「こう?」
五百籏頭    「重いぞ。せーの」
阪田       「おっも・・・これを張るのかよ」
五百籏頭    「あたりまえだろ、気を抜くなよ。顔面ガラスで血だらけになるぞ」
阪田       「血は昨日顔面に塗りたくった塗料で十分だわ」
五百籏頭    「確かに俺たち仲良く塗ったてなw結構さまになってて自惚れしたわ」
阪田       (やりにくいなーこの人)
五百籏頭    「おっし、こんなもんだろ」
阪田       「はぁはぁ・・・疲れた」
五百籏頭    「あんだよ、これから倒したロッカーと机を元にもどすぞ」
阪田       「ちょっと休憩させてよ」
五百籏頭    「もやしっ子だな・・・わかったよ。じゃあお前は外の瓦礫でも掃除しててくれ」
阪田       「わかった。」
五百籏頭    「んじゃ俺は先に教室にいくからな、さぼるなよ!」


五百籏頭は教室の修復作業へと向かった