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【第十四話-喋声-】

(五百籏頭 阪田編)

阪田         (うわー めっちゃ瓦礫だらけじゃん、適当に片付けて時間つぶしするか)

~数十分後~

阪田         (・・・よしまあこれで見た目は片付いた様にみえるだろ)

ガサガサガサ
阪田         (・・・なんだ?)
ガサガサ
阪田         (いや気のせいじゃないな、森の方からだ)
阪田は影に隠れた

???        「おーい!はやくこいよぉ!!」
???        「そんなこといったって、歩きにくいんっすよ」
???        「んなもんあったりめぇだろぉ ゆっくり歩けよ!誰かに見つかったらどうすんだ?あぁ?」
???        「そんなこといわれても無理ですって」
阪田          (なんだよあいつら)
???        「おん?きったねぇ学校だなぁ。気味わりぃ」
???        「廃校っすよ」
???        「くちゃくちゃ喋ってねぇでさっさいくぞ、日ぃ暮れたらどうすんだぁ?」
???        「ま、まってくださいって」

謎の二人組みは森の奥へと消えて行った

阪田         (村の人間か?一応オッサンに報告しにいくか)
五百籏頭      「ふぅ 疲れた。いや汗水たらして働くってのはいいことだ」
阪田         「おい、おっさん」
五百籏頭      「なんだよ、へんな顔して。スズメバチにでも襲われたのか?」
阪田         「変な顔で悪かったな。いや、なんか森の方に2人くらい人が居たんだよ」
五百籏頭      「村民がキノコ採りでもしてるんじゃないか?」
阪田         「なんかガラ悪かったし、見つかったらやばいって言ってたぞ」
五百籏頭      「あれだろ、肝試しか登山にでもきて迷ったんだろ」
阪田         「まだ昼なのにか?」
五百籏頭      「怖がりなんだろ。そんなことより作業の続きやるぞ、そっち片付けてくれ」
阪田         「ああ・・・わかった」


二人は時間を忘れ作業に没頭した