【第三十話-宴会-】
信広 「おい、蒼繁ェ!人が邪魔で全然みえねーじゃねぇかよ」
蒼繁 「仕方ないっすよ・・じゃあ境内の裏まわりましょう」
信広 「だな。俺もみてぇんだよ美人をよ」
蒼繁 「なんだかんだで結構楽しんでるんすか?」
信広 「・・・うるせーんだよ。行くぞ、バレんなよオメェ」
蒼繁 「はいはい 笑」
奉納行列は村民クソコテと共に村を一周し本殿の前でとまった
コヒ 「結構時間かかったなぁw」
ザウ 「村がじっくりみれたわ」
尻子 「いつの間にか真っ暗やがー」
五百籏頭 「お、台が降ろされて那津神様達がでてきたぞ」
しょぼちん 「そろそろ宴の時間やな」
村民 「さあさあおまえさん達。そこらの茣蓙に適当にすわってくれ」
破戒僧 「どうせなら見やすい前の方にしよう」
阪田 「そうだな」
ザウ 「これから何がはじまるん?」
村長 「神楽じゃよ」
尻子 「神楽?」
五百籏頭 「神を楽しませる為のお遊戯だ」
破戒僧 「希望があれば俺も歌うたうぞ」
しょぼちん 「いえ、それは結構です」
村長 「ガハハハハハ」
コヒ 「おっ、那津神様と使い達が本殿に向かって手繋いで歩きよるで」
尻子 「みんなかわいいなー」
阪田 「綺麗な着物だな、俺たちとは一緒に食べれないのか」
村長 「ごめんのう。神はあそこにいないといけんのじゃ・・・。誰か踊りでも歌でもやりたいやつおるか?」
五百籏頭 「おっしゃ!腹踊りでもするか!」
破戒僧 「この状況でよくそんなことできるな。本当に頭大丈夫なの?」
ザウ 「神々しい舞台が台無しだなこりわw」
五百籏頭 「冗談だよ・・・!冗談」
村民B 「おーい、おまえさんたち、魚やけたぞ~」
保三 「僕も一緒にいていいかな?」
コヒ 「もちろんよw」
しょぼちん 「保三くん、ここ食べな。一番おいしいで」
保三 「ありがと」
信広 「おいおいおいおいおいおい、あいつら宴会はじめやがったぞ」
蒼繁 「さすがにちょっと腹へってきましたね。いいニオイしてくるし」
信広 「おまえ、女の顔みたか?」
蒼繁 「ええ、ちらっと」
信広 「めちゃくちゃカワイイじゃねぇかよ・・あれ学生か?」
蒼繁 「そんなの知りませんよ・・・だったらなんすか」
信広 「あとでこっそり仲良くなるんだよ」
蒼繁 (終わってるなぁこの人・・・早くこの業界から足洗おう」
信広 「しばらく動きがなさそうだな、何か食い物よこせよ」
蒼繁 「カロリーメイトくらいしかないっすよ」
信広 「んだよしょっぺぇな。それでいいからかせよ」
蒼繁 「ちょ・・・俺の!」
信広 「うるせぇんだよ、だまって言う事聞けよ馬鹿が。俺は偉いんだぞ」
蒼繁 (だーうっぜぇこいつ)
皆、神楽を見ながら宴を楽しみ楽しいひと時がすぎた