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【第三十二話-証明-】


那津神        「皆の者、私と共にこの村の将来の希望を願うんじゃ」

那津神は御幣を慣れない手つきながらも一生懸命両手で持ち振りながら何かを唱えた」

那津神        「レイハニイテニミコ・・・ケンショダイゲイカン・・・」
使い(果緒梨)     「レイハニイテニミコ・・・ケンショダイゲイカン・・・」
使い(亜月)            「レイハニイテニミコ・・・ケンショダイゲイカン・・・」

村民達は手を合わせ目を閉じ祈り始めた
クソコテ達も自然に皆に合わせ祈り始めた

信広                 「レイハニイテニミコ・・・ケンショダイゲイカン・・・(小声で)」
蒼繁                 (ちょwwおまww完全に洗脳されとるがww」

那津神         「皆の者。礼を申し上げるぞ。目を開けい。別れの時じゃ」

那津神は法螺貝の様なモノを使い達から渡された

那津神                  「ではこれにて終祭じゃ」

おばあちゃんE           「・・・ゴクリ」
おばあちゃん             「・・・那津神様ありがたや」

那津神は終祭の合図となる神笛を吹き始めた

ブオオオオオオオオオオオン ブオオオオオオオオオオオオオオオン
なっちゃん                 (よかった・・・・ちゃんとふけて)

その瞬間だった。那津神の首飾りにはめられた石がエメラルドの光を放ち輝きはじめた
那津神                     「えっ?!」

蒼繁           「信広さん!!あれはまさか!!」
信広           「まさか伝説の・・・財宝・・・」
蒼繁           「強行突破しますか?」
信広           「頭わりぃなぁおめぇわ。今でても捕まるだけだろぉ?」
蒼繁           「じゃーどうすんだよ、早くしねーとチャンスねーだろ!」
信広           「あぁ?テメェどういった口聞いてんだ?」
蒼繁           「す・・・すみません・・・」
信広           「まあいいわ。あとで深夜に盗むぞ。見逃すなよ」
蒼繁           「わ、わかりました」

おばあちゃん      「那津神様じゃー!この方が那津神様の生まれ変わりなんじゃ!!」
おばあちゃんE     「那津神様・・・ありがたや・・・」

村民達は動揺しはじめた

コヒ            (なっちゃん・・・)
村長           「那津神様・・・こんな事が・・・・よく帰ってきて下さった・・・」
しょぼちん        「まじかよ・・・・こ、こんなことって・・・」
ザウ            「ど・・・どういうことだ?」
尻子                  「なっちゃんが・・・那津神様の生まれ変わり・・・?」
五百籏頭        「何があったんだ!!!なんだあれは!!!」
阪田           「うるせーな寝てろよ・・・」

なっちゃん        「えっ?えっ?私が那津神様?そんなことって・・・」


ーーーーーーーーーン!!!

その直後だった。銃声のようなモノが静かな村内に鳴り響いた