【第三十四話-黒幕-】
?? 「グフフフ。動くなって言ったのになんで動くのぉぉぉ?本当に当てちゃうよ?」
?? 「私は出来れば死者は出したくないんだよ。だからさっさと石よこしな」
?? 「美恵は相変わらず甘いな。グフフフ。」
美恵 「十家さんがなんで昔からこんな過疎村に興味あったかようやくわかりました」
十家 「グフフ。僕もこんな過疎っ過疎な村なんて興味なかったんですがね
その石の情報を得てようやくようやく、見つけることができましたよ」
村長 「ようやく・・・?」
十家 「だって君達、中々、村を譲らないんだもぉん。僕が優しく金で買収してやるって
何十年も前からいってるのにさぁ」
美恵 「十家さんは本当優しいっすね」
村長 「買収だと・・・?」
十家 「そうだよ。世の中金なの。このあたりの村ぜーーーーんぶ僕が買ったんだよ」
村民 「そんな・・・」
美恵 「お前らだけなんだよ、いつまでもいつまでも渋ってるのは」
十家 「その石さえあれば、歴史に残る有名人になれるんですよぉハイ」
村民 「じゃあ・・・ダム建設っていうのは?」
美恵 「どうします?言います?」
十家 「もういいかぁ?いっちゃうかぁ?美恵言え」
美恵 「ダム建設なんて全部私達が流したデマなんだよ。そうでもしないと
お前らさっさとどかないだろ」
村民 「なんでそこまでこんな村に粘着するんだ・・・」
その直後、十家は豹変した
十家 「なんども言わせんなやゴラァァ!タコジジイテメェ!その石が必要だっていってんだろ?馬鹿が」
なっちゃん 「これは・・・渡せません・・・」
美恵 「おいおい女・・・命がおしくないのか?」
なっちゃん 「私の命なんかで村が助かるならそれでいいです。だから村をそっとしておいてください」
村長 「なっちゃん・・・」
コヒ (どんだけいい子なんよ・・・泣)
しょぼちん 「なっちゃんが死ぬなら俺が変わりに死ぬ」
十家 「は?オメェ等みたいな雑魚はどうでもいいんだわ。あららカワイイお嬢ちゃんだねぇ
何歳?ねぇ何歳?なんだったら僕のお嫁さんにしてやってもいいんだよ?グフフ」
美恵 「悪い事は言わない、女、それを貸せ」
信広 「くっそ・・・きったねぇ奴らだ・・・あの下衆野郎」
蒼繁 (お前もしてる事は一緒だっただろ・・・)
なっちゃん 「いやです!!帰ってください!!」
果緒梨 「えーーーんえーーーん」
村民 「子供もいるんじゃよ・・・今日の所は引き取ってもらえないかい・・・」
十家 「黙れよ雑魚が!俺様に指図するなよ?いいか?このまま引き下がると思うか?
何年かけてこの石を探したと思ってんだゴラァ!」
ターーーーン!!
(美恵は空を目掛け2~3発、発砲した)