【第四十二話-引導-】
クソコテは胸騒ぎを感じ湖に急行した
しょぼちん 「はぁはぁ・・・なっちゃーーーーん!」
コヒ 「なっちゃん~?おる~?」
破戒僧 「だめだ。暗くてわからん」
阪田 「おい・・・おまえら・・・あれ」
尻子 「ん?どこ?」
五百籏頭 「なっちゃん何しとんねん!!!」
湖に懐中電灯を照らすとそこには湖の中へ向かおうと、胸の辺りまで水につかったなっちゃんが居た
遊泳経験のあるコヒと五百籏頭は必死になっちゃんの元へと救出にむかった
ザッパーン
二人はなっちゃんを浜まで運んだ
コヒ 「はぁはぁ・・・」
五百籏頭 「なにしてんだよ!!はぁはぁ・・・」
破戒僧 「よくやったぞお前ら」
ザウ 「よかった・・・」
しょぼちん 「なっちゃん・・・どうしたんですか・・・」
尻子 「どうしたのよ」
なっちゃん 「うう・・・」
阪田 「風邪引くぞ・・・」
なっちゃん 「うわああああああああん」
なっちゃんはその場で泣き出してしまった
五百籏頭 「あわわ・・どなってごめん・・わるかった」
コヒ 「なっちゃん・・・?とりあえず大丈夫だから落ち着こうで」
尻子 「びっくりしたよ・・・」
破戒僧 「あと数分遅れてたら完全に死んでたぞ」
なっちゃん 「わからないんです・・・わからないけど凄く悲しいんです・・・」
阪田 「那津神の生まれ変わりだからこの湖が引導したのか・・・?」
ザウ 「まじかよ・・・」
なっちゃん 「那津神様の事を考えてたら悲しくて胸が辛くて・・・涙がとまらないんです・・・」
しょぼちん 「なっちゃん・・・」
尻子 「とりあえず・・・マジで風邪引いちゃうから帰ろう?」
コヒ 「せやで・・・夏でよかったよぉw」
ザウ (メンヘラかよ・・・)
破戒僧 「あとで落ち着いたら話せる事でいいから説明してくれ」
なっちゃん 「わかんないんですよ私も・・・うう・・・気付いたら皆さんが居ました・・・」
阪田 「そういえば・・・石どうしたの?」
しょぼちん 「はずれちゃってますね・・・」
尻子 「湖つかったときにとれちゃったんかもな・・・」
なっちゃん 「最低ですね私・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・」
五百籏頭 「今は石より命のが大事だよ。帰ろう」
ザウ 「せやで。こんなとこ居てもしゃあないよ」
一同はゆっくりと、村民に迷惑かけぬようひっそりと宿舎へと戻った