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【第四十三話-一丸-】

コヒ          「お風呂入ってきなよ」
阪田          「だな」
尻子          「さすがにお風呂までは見張りできないなー」
五百籏頭       「俺は乙女のように綺麗な心だから大丈夫だぞ?」
しょぼちん      「だめです」
破戒僧        「五百籏頭の言う事は気にしないでいいからゆっくりしておいで」
なっちゃん      「はい・・・もう大丈夫です・・心配かけてごめんなさい」
ザウ          「ええよ、まってるで」

なっちゃんはお風呂へ行った

ザウ          「風呂でリスカとかせんやろな・・・」
しょぼちん      「なっちゃんほんまどうしちゃったの・・」
阪田          「精神不安定だな。俺の薬でも飲ませるか?」
破戒僧        「女はこれだからな」
尻子          「そういうなってー」
五百籏頭       「大丈夫だろ、顔色もよくなってたし」
コヒ          「心配だなぁ・・・明日かえれるんかな」

なっちゃん      「ただいま・・・本当びっくりさせてすみませんでした・・・」
破戒僧        「もう大丈夫なのか?」
なっちゃん      「はい・・・すみませんでした」
コヒ          「もうあやまるのはやめよでw」
尻子          「うん、びっくりはしたけどわざとじゃないみたいだし」
ザウ          「どしたん?記憶ないの?」
阪田          「那津神様が関係してるのか?」
五百籏頭       「話しきいてもいいか?」
なっちゃん       「はい・・・」
尻子          「なんで湖に行こうとしたん・・・」
なっちゃん        「・・・わかんないんです」
しょぼちん       「俺、寝てる横におったの知ってた?」
なっちゃん       「しょぼさんと着替え済ませて寝てから記憶が・・気づいた時には皆さんが目の前に・・・」
破戒僧         「これじゃどうしようもないな」
コヒ           「何かにとりつかれたとか?」
なっちゃん       「わかんないです・・・ただ凄く悲しくて胸苦しくて」
阪田           「みんなで那津神を称えたんだし気にするなよ」
コヒ           「そうよwあくまでも伝説の話しだしw」
なっちゃん       「私が湖に身を投げればこの村はまた復興するかなとか・・・」
しょぼちん       「なにいってんですか!!いい加減にしてください!!」
五百籏頭        「お・・・おい・・・」
ザウ           「しょぼ・・・」
しょぼちん       「皆いったでしょ。村も大事だけど命には変えられないんですよ」
尻子           「せやで。村長さんも石より赤の他人のなっちゃんを選らんだんだよ」
コヒ           「せやで・・・w村長さんの気持ちも考えなあかんよw」
なっちゃん       「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
破戒僧         「ん”~ あやまられてばかりも困るんだよな」
ザウ           「心配だな・・・」
なっちゃん       「もう本当大丈夫です。本当迷惑かけてすみませんでした」
阪田           「無意識っていうなら責められないわな」
五百籏頭        「・・・もう大丈夫なんだな?」
なっちゃん       「はい・・・大丈夫です、最後の夜なのにこんなになってごめんなさい」
コヒ           「俺らはええんよwお祭り、最高だったよw」
尻子           「ほんまよーw思い出できたし感謝しとるで」
ザウ           「うん、めっちゃ綺麗やったで」
しょぼちん       「明日はみんなで最後に記念撮影でもしましょう!」
なっちゃん       「ありがとう・・・みんな・・・ありがとう」
破戒僧         「よし一件落着だな」
阪田           「俺もきてよかったよ。色々あったけど」
コヒ           「俺もよwしょぼちんありがとねw」
五百籏頭        「ああ、一生の思い出になったわ」
なっちゃん       「私も・・・楽しかったですw」
ザウ           「明日はみんなドラゴンボールのように、また全国各地へとちらばるんだな」
破戒僧         「うまい例えだな」
尻子           「2泊3日だったけど、凄く濃く長く感じた3日だったね」
しょぼちん       「また来年もきませんか?」
破戒僧         「やぶさかじゃないな」
ザウ           「就職してなければなw」
コヒ           「せやな・・・w」
なっちゃん       「そうですね・・・村があることを祈りましょう」
五百籏頭        「わかりました、那津神様!」
阪田           「那津神様がいうんだからそうするしかないな」

コヒ           「みんなw (手をそっと差し伸べる)」

ザウ           「おん・・・?」
コヒ           「皆、手を合わせて祈ろうでw」
なっちゃん       「みんなの願いならきっとかないますねw」(コヒの手の甲に手を重ねた)
しょぼちん       (その直後速攻でなっちゃんの手の甲に手を重ねた)「で、ですね!」
破戒僧         「くっさいけど・・・なっちゃんが言うなら仕方ないな」(しょぼちんの手の甲に手を重ねた)
ザウ           「ちょw恥かしいわw結構もういい年やからな・・・」
尻子           「そうだな・・・」
阪田           「・・・好きだなあんたらってこういうの」
五百籏頭        「ほら!おまえらも!」(五百籏頭は破戒僧の手の甲に手を重ねた」
破戒僧         (なんで手汗かいてんだよこいつ・・・)
しょぼちん       「尻きゅんザウきゅん阪田くんもはやく!」
コヒ           「恥すてようでw今日で最後なんだからさぁw」
ザウ           「そ、そうだな・・・」
尻子           「お、おう・・・」(同じようにザウ、尻子は手を重ねた」
破戒僧         「阪田はやくしろよw」
なっちゃん       「阪田さんwはやくっw」
阪田           「あ、ああ・・・」

みな一丸となって目を瞑り今後の村の未来にお祈りした

しょぼちん       「なっちゃんの手、すっごいすべすべですね・・・」
破戒僧         「おいおい、ずるいぞ」
コヒ           「俺なんて内側だぞぉww」
なっちゃん       「んもーwやめてくださいよーw」
尻子           「・・・元気になってみたいでよかったね」
ザウ           「だなw」
コヒ           「もうみんな眠い?」
破戒僧         「なんで?」
阪田           「もう1時か」
コヒ           「せっかくやし線香花火せん?」
尻子           「なっちゃんもそろったしね」
しょぼちん        「そうですね。全員が揃う夜はこれで最後かもしれませんからね」
五百籏頭        「そうだな・・・おし!バケツ用意しろ!ケツなら俺のでもいいぞ!」
破戒僧         「もう死んだら?」
なっちゃん       「あはははははw」

一同は最後の夜をわずかながらだが楽しく過ごした